第一次世界大戦中の、1915年8月21日
トルコのアンザックの近くにある、サル・ベイ丘で起きた神隠し事件
341名のイギリス陸軍・ノーフォーク連隊がサル・ベイ丘へ行進していた
連隊が進んでいくにつれて、丘の上にかかっていた灰色の雲がだんだんと下へ降り始めてきた
その雲はやがて丘を完全に覆い尽くし
ノーフォーク連隊の数百名はその雲の中へ向かって進んでいった
しばらくして雲が消えたが、イギリス兵は誰一人姿を現すことはなかった
この一部始終をニュージランドの連合部隊
通称アンザック軍団が見ていたが、隠れた形跡もなかった
341名全てが行方不明になったという通報を受けたイギリス軍はただちに調査したが
全く手がかりがなかった
1918年、戦争が終結した時に
イギリス軍はノーフォーク連隊が、
あの時トルコ軍の捕虜になったのではないかと追及したがそのような事実はなかった。
雲の中へ消えた341名の兵士はいまだに行方不明のままだ
PR